吉村昭氏の長編小説。第36回読売文学賞(小説部門)受賞作品の破獄がドラマで放送された。主演はビートたけしさんで看守・山田孝之さんが囚人。 

実在する白鳥由栄がモデルとなっているらしく、戦前から戦後の牢獄の実情を表現するものでもあるらしい



ビートたけしと山田孝之の破獄を観て・立場での心の葛藤


脱獄の常習犯である主人公の山田孝之さん演じる佐久間と、それを防ごうとする刑務官(ビートたけし・池内博之・中村蒼)たちとの闘いを描いた犯罪小説。

佐久間は父が酒乱で抱えた借金を返すために遊郭で働いていた満島ひかりさんを救うために借金をして満島ひかりさんを遊女をやめさせて結婚をした。しかしその借金のせいでお金に苦しみ一攫千金を狙ってギャンブルをすることになり準強盗致死罪で無期懲役に。

佐久間があらゆる手段を使って脱獄を図る、暴力でねじ伏せられても網走の寒さで死にそうになっても屈せずに脱獄計画を立てる。そうすると刑務官は自分の成績が下がるために精神的に追い詰められ、

佐久間のことに付きっ切りになり逃げていないかが気になり不眠症になり、家族のことがおろそかになった上に戦争に行くことになり腹いせに佐久間に暴力をふるう。そして戦争に行き戦死をした若き刑務官も。

この刑務官は幸せだったのだろうか?社会的に良き立場にいるはずなのに仕事によりストレスを抱え不眠になり、戦死。ビートたけしさんも仕事優先で関東の大火災の時に囚人を救出することに注力をし家族を失ってしまったという過去がある。

どんな立場でもそれなりに失うものもあり生きづらいとも感じた…。借金、遊郭、アルコール、ギャンブル、暴力、家族との関係、、、今の時代も昔も人生において何かしらの負や正義感を背負ってその意に反して犯してしまうことは共通しているんだなと思う。

ただ昔のほうが陰に隠されていることも多いので公にならないひどいこともたくさんあるだろう、そう考えると今のほうが様々な心の悩みを抱える人にとって保護されているんだなとも思う。

破獄50刷改版 [ 吉村昭 ]

しかし脱獄を繰り返して繰り返しても屈しないのは一種の癖(へき・こだわり)でもあるのではないかと思うほどだ。




この記事に共感した&参考になれば
↓2つのバナーをクリックして下さい
 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
にほんブログ村

ac
sessyoku
arrow_redうつ病の家族の看護や介護離職で心と生活にゆとりがない方、他にいませんか?
arrow_red依存母からの卒業 ~母親の精神的支配から逃れたい娘達~
arrow_redうつ病で仕事ができない悩みはこちら